上唇小帯の治療

「上唇小帯（じょうしんしょうたい）」とは、上唇（うわくちびる）の裏側にある、唇と歯ぐきをつなぐ薄いヒダ状の組織のことです。
専門的には「上唇小帯（labial frenulum of upper lip）」と呼ばれ、口をめくると中央に見える小さなスジがそれにあたります。

上唇小帯の役割

• 上唇の動きを支える。

• 唇と歯ぐきを連結し、位置を安定させる。

• 乳幼児では哺乳の補助的な働きをすることもあります。

⚠️ 異常がある場合

上唇小帯が太い・長い・歯ぐきの高い位置に付着していると、以下のような問題が起こることがあります：

1. すきっ歯（正中離開）

   • 上の前歯の間にすき間ができる。

2. 歯肉の引っ張り

   • 歯ぐきが引っ張られて炎症や退縮の原因になることがある。

3. 発音・口唇の可動制限

   • 特に乳幼児では、唇の動きが制限されることも。

治療（上唇小帯切除術）

• 必要に応じて小帯切除という処置を行います。

• 局所麻酔で数分で終わる簡単な処置。

• 矯正治療と併用するケースも多く見られます。

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